どうも、ハルです。
ライトトラップって知っていますか?昆虫って夜街灯下に集まりますよね。それを利用して光源のない所でライトを点灯させて虫を取るんです。
今まで気になってはいたのですが、必要な物も多くて踏み切れなかったのですが今回やっと出来る目処がついたのでビギナーではありますがライトトラップをやってきたのでご紹介したいと思います。
ライトトラップとは
光によるトラップかなりの昆虫が、夜間に正の走光性を示す。そこで、明かりをつけて昆虫を集める方法として考案されたのがライトトラップ(燈火採集)である。
普通に使用される明かりでも十分に昆虫を誘引する。そこで、旅先で何も持たない場合でも、その宿泊地の周りを回って明かりを探し、そこに集まる昆虫を採集すれば、かなりの成果がある。自動販売機や、24時間営業のコンビニエンスストアはねらい目である。水銀灯は特に昆虫の集まりがよいが、別のものに変更される街灯が増えており、最近では街灯を利用した採集は難しい。もちろん、こうした手段は、居住地周辺の四季を通じた定点観測的採集にも適する。
Wikipediaより引用
上記読んでも大体のことがわかるのですが、簡単に言えば「光源を人工的に作って好きな場所で虫を寄せる」ってことがライトトラップになります。
ライトトラップ開始!
基本的にライトトラップは水銀灯がメインになるのですが水銀灯って高いんですよ。しかももう日本では数年前から水銀灯は作られていないので入手も難しいのです。
最近ではHIDが主流ですが、このHIDもなかなかの金額で数万円は軽くします。
水銀灯でやるにしても安定機だー、電力源はなんだかんだー、で意外にお金が掛かるのがこのライトトラップなんです。道具一式本気で揃えるだけで十数万くらい軽く掛かったりするんですよ。
要はお金がある大人の趣味なんです。
ですが今回は、電力源は発電機・ライトはハロゲンライトを持っている知り合いがいたのでお願いをしたら意外にも興味を持ってくれたのでその一式でライトトラップをする事になりました。
場所は近くの森林でとりあえずせっかくライトトラップをやるなら身近な場所で移動に時間を取られないでサクッと出来ないとライトトラップをやる意味が無いと感じたのでこの場所を選択
移動時間としては20分程度、しかしクワガタがいないと意味がないのである程度実績や情報を加味して近郊の森にしました。開始時間は19:30ライトオン。
まだ薄暗いのでそんなに期待はしていませんでした、時間もそうだし場所もライト方向も実際どれが正解なのかもわかりません。ビギナーなんでとりあえずはネットの情報を参考にさせて頂きました。
今峰さんブログ
このブログの方の情報を参考にしてのトライです。事細かく書いてくれているのでもし興味があるのであれば是非参考にしてください。
1時間経過「羽虫だらけ」
小さな羽虫がやたらライトの周りを飛び回っています。そもそも水銀灯やHIDではないハロゲンライトでは実際どこまでできるのかも、わからない状態だったものですからトライ&エラーで実験だったので羽虫が集まって来てくれてる事にまずは安心。
正直虫すら集まらないんではないかとも思っていましたからね、それぐらい右も左もわからない初心者です。
経過時間30分〜1時間くらいでしょうか、ライト前にカタンっと黒い甲虫の影が、まさか!?っと思いヘッドライトで照らしてみると残念ながらノコギリカミキリ君の登場
樹液採集をしているとかなりの頻度でお会いできるノコギリカミキリ君、触角が短ければパッと見クワガタに見えるからドキっとしてしまうんですよねー。でも、飛んで来てくれた事に感謝しつつ本命を待ちます。
2時間経過「蛾のフェス」
1時間30分を過ぎたあたりから飛来する羽虫・蛾が凄い事になりました。気づけばノコギリカミキリ君が4匹も居てクワガタかと騙されつつ未だにクワガタ0匹
飛んで来るのは綺麗でカラフルな蛾ばかりでクワガタのクの字もありません、いやいやこれは誤算でした。まさかのこんなにも飛来して来ないとは思ってもいなかったので、ライトの方向を変えてみたり、位置をズラしたりの試行錯誤はしてみたものの成果は無し
動画やブログなどではこんなに取れました!的なのが沢山あったのに現実は実に酷い仕打ち、視聴できるのはたくさん取れた時の動画や画像なんだろうけど・・いやいや心の中ではわかってはいたんですよ。現実はそんなに甘くないって事は
この辺から蛾のサイズがアップ!かなりデカいオオミズアオさんなんかも飛来してきて蛾のフェス状態、緑色・黄色・赤色など本当に色とりどりの綺麗な蛾ばかり・・・わぁーキレイ!蛾専門の方にはたまらない光景なんだろうな。
クワガタよー来てくれー!!
とここでライトトラップ初飛来のミヤマクワガタのメスが!一気にテンションが上がります。飛んで来た所は見えなかったのですが、嬉しい飛来
3時間経過「最後の悪足掻き」
ライト前の蛾の量も少し収まり、地面には飛び疲れたヒェ〜蛾達の海・・・予想はしていましたが、ちょっと引く数。ですが、そこにまた1匹飛来。
羽虫の群れを掻き分け発見!スジクワガタのメスかな?が飛来してくれました。クワガタって言うだけで嬉しい事は嬉しいのですが、やっぱりここは一気にテンション上がるミヤマやノコギリのオスが欲しい所なんですけどねー。
また数十分後にクワガタ発見!今度はノコギリクワガタのメス、だいぶ調子が上がって来ました。この調子でどんどん飛来してきて欲しい所ですが、ここでタイムアップ!
採集数・発見数
ミヤマクワガタ
メス・・・1
34.5mm
スジクワガタ
メス・・・1
24.5mm
ノコギリクワガタ
メス・・・1
32.3mm
採集データ
【採集日】2020年7月11日
【場 所】近郊
【天 気】晴れ→曇り
【時 間】19:30~22:00
【湿 度】90%
【気 温】21°
【 風 】1m
【備 考】なし
まとめ・感想
今回初のライトトラップに挑戦でしたが、先ずは0匹じゃなかっただけ良しとします。ハロゲンライトに関しては事前にネットで調べてはみたのですが、どこにもハロゲンライトでの採集情報が無く心配でしたが
ハロゲンライトも、ちゃんと虫も集まって来てくれたので今後もハロゲンライトでも問題は無さそうです。ただ、先人の方々の情報から読み解くとどうしても出力の弱いライトだと紫外線の量や距離が足りないので誘引力が弱いのかもしれません。
なので結果的に採集数が少なかったと考えられます。場所も調べた様な適した場所でもなかったし採集の実績はありますが、クワガタ自体の数がその日が少なかっただけかもしれませんがそこはあくまでも推測です。
とにかく、初ライトトラップで3匹は採集出来たのでよかった。これが0匹だったら最悪でしたからね。次回はもう少し勉強して工夫をしながらやっていきたいと思います。
それではまた、ハルでした。